日本語に対応した画像生成サービスを探していて困っている方に、picmoというサービスをおすすめします。
picmoは完全日本語対応で、プロンプトも日本語で入力可能です。
無料で利用でき、モデルの選択や細かな設定も行えます。
この記事では、picmoの特徴、詳しい使い方、そしてメリットとデメリットについて解説します。
picmoとは
株式会社ネクステージ(大阪市浪速区日本橋)が運営するpicmoは、2022年1月5日にサービスを開始しました。
画像の高画質化サービスとAI画像生成サービスを提供しています。
picmoの特徴
picmoは、最近Stable Diffusionの次世代モデルSDXLに対応しました。
SDXLとは画像と構図のディテールが大幅に向上しているモデルで、高画質な画像を生成できます。
また、日本語のほか、英語に対応しているので海外の方も安心して利用できますね。
画像生成のほかに、画像と動画の高画質化というサービスも提供しています。
picmoの料金プラン
Picmoの料金プランは、PROプランのみとなっています。
支払いは、週ごとに550円、または月額880円のいずれかで可能です。
長期間使用する場合は、月額880円の支払い方がかなりお得になります。
picmoのメリット
picmoには、10のモデルが存在します。
モデルによって生成できる絵柄が異なるため、複数選択できるのは嬉しいポイントです。
また先述のとおり、SDXL v1.0はStability AIが提供する最高の画像モデルです。
SDXLは、様々なアートスタイルで高品質な画像を生成し、フォトリアリズムに適しています。
個性的な画像生成とスタイルの自由度が特徴で、1024×1024の解像度、改善されたコントラスト、ライティング、シャドウを持ちます。
手やテキスト、複雑な構図の生成も可能です。
picmoのデメリット
無料プランでは、選べるサンプリングステップが20のみとなります。
サンプリングステップとは、ノイズ除去の回数を示すものです。
Stable Diffusionの画像生成では、ノイズが多い初期画像から始め、順次ノイズを取り除きながら最終イラストに近づきます。
サンプリング回数が多ければ多いほど、繊細な画像ができあがります。
しかし、無料プランの制限により選べるサンプリングステップが20までとなり、ノイズが残る可能性があります。
一方、有料プランではサンプリングステップを40に設定することが可能です。
高画質な画像を求める場合は、有料プランをおすすめします。
picmoの使い方
Picmoの画像生成の使い方について説明します。
ログインしたら、「AIお絵描きしてみる」を選択します。
Web版のみプロンプトは日本語で問題ありません。その代わり、英語への自動翻訳を「する」を選びましょう。
モデルは好きなものを選択します。
次に、CFGスケールを入力します。※ネガティブプロンプトとシード値はそのままで問題ありません。
CFGスケールは画像のプロンプト忠実性を指定します。
大きい数値ほどプロンプトに忠実になり、通常は7〜11がおすすめです。
値が大きいと絵が崩壊するので注意しましょう。
「AIにお絵かきしてもらう」のボタンを押して生成開始!
モデル別の生成結果
「1girl, smile, japan anime」のプロンプトによる、モデル別の生成結果がこちらです。
SDXL v1.0
WaifuDreamer-Anime
majogari mix
QQQmix
Waifu Diffusion v1.5 ベータ3
Waifu Diffusion v1.5 ベータ2
Waifu Diffusion v1.5 ベータ1
Waifu Diffusion v1.4
Stable Diffusion v2.1
StableDiffusion v2
まとめ
本記事ではpicmoサービスの特徴と、使い方、メリット・デメリットをお伝えしました。
picmoは、画像の高画質化サービスとAI画像生成サービスを提供しています。
Stable Diffusionの次世代モデルSDXLも使えます。興味のある方は、試してみてください。
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