OpenAIは12月11日、「ChatGPT x Apple Intelligence」の統合を発表した。これは、Appleが同日リリースしたiOS 18.2、iPadOS 18.2、macOS Sequoia 15.2の最新アップデートにより実現されたものである。この統合により、SiriやiPhone 16のカメラ機能、作文ツールを通じてChatGPTにアクセスできるようになった。ChatGPTアカウントを持っていなくても利用可能で、オプトイン方式で機能を有効化することができる。
発表会では、OpenAIのサム・アルトマンが「Apple製品を愛している私たちにとって、この統合は大きな誇りだ」と述べた。具体的なデモでは、Siriを通じてクリスマスパーティーの企画や音楽リストの提案が実演され、AIを日常的なタスクに役立てる新しい可能性が提示された。一方で、この機能は現時点では英語のみ対応で、日本語サポートは2024年のアップデート以降になる見通しだ。
機能の詳細
今回の統合では、iPhone 16シリーズに搭載された「カメラコントロールボタン」を活用した「ビジュアルインテリジェンス」機能が注目された。これにより、カメラで捉えた被写体についてAIに質問することが可能となり、ユーザー体験が一層向上すると期待される。
また、macOSとの連携においては、PDFファイルの内容を分析・要約したり、データをグラフ化したりする機能が紹介された。 今後、日本語対応が実現すれば、日本のユーザーにとっても日常生活やビジネスにおける効率化が期待できる。
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