最近、SNSや広告などでよく見るようになってきたAI作品。
AI作品を自身でも作成したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、どのAI生成ツールを使用すればいいのかわからないと思います。
そこで、今回はパソコンはもちろん、スマホでもAI作品を生成することができる「Midjourney」の使い方について解説していきます。
Midjourneyとは
Midjourneyとは、テキストで指示した内容をAIが読み取りAI画像を生成するサービスです。
当初は、クローズドベータ版(特定の人たち向けの開発テスト)で運用されていましたが、2022年7月13日にオープンベータ版(幅広い方向けの開発テスト)へ移行されました。
運用時は、制限付きですが無料で利用できるシステムを導入していましたが現在は、サブスクリプション制になっています。
プロンプトと呼ばれるテキストや参考画像をもとに、実写に近い画像からアニメやイラストに近いものまで作成できます。
Midjourneyの料金プラン
以前は無料プランもあったMidjourneyですが、現在は有料サブスクリプションのみの対応となります。
Midjourneyの詳しい料金プランは以下のとおりです。
ベーシックプラン | スタンダードプラン | プロプラン | メガプラン | |
月額費用 | 10ドル | 30ドル | 60ドル | 120ドル |
年間サブスクリプション | 96ドル | 288ドル | 576ドル | 1,152ドル |
高速GPU時間 | 3.3時間/月 | 15時間/月 | 30時間/月 | 60時間/月 |
リラックスGPU | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
ステルスモード | 利用可能 | 利用可能 |
ベーシックプランという格安のプランもありますが、制限がありますのでたくさん生成したい方には上位プランがおすすめです。
そして、長く使いたい方は月額ではなく年間のサブスクリプションをおすすめします。
Midjourneyの登録方法
ここでは、Midjourneyの登録の方法を解説していきます。
Discordアプリをダウンロード
Midjourneyを使用するためには、まずDiscordというアプリをダウンロードする必要があります。
Discordとは、チャットや音声通話などができるアプリです。
Discordにログインする
Discordにログインして、アカウント登録しましょう。
アカウント登録は簡単で、メールアドレスや電話番号を登録することで完了です。
Midjourneyから招待が来る
Midjourneyを使用するために招待を受ける必要があります。
まず、Midjourneyの公式サイトにアクセスしましょう。

以上のような画面が出てきますので、サインアップをタップします。

Discordアプリが立ち上がり、Midjourneyからの招待を受けます。
以上の手順で進めていくことで、DiscordにMidjourneyが登録されます。
スマホ版Midjourneyの使い方
ここでは、スマホ版でMidjourneyを使用する場合の使い方を解説します。
チャットルームに参加する
Midjourneyに登録したらチャットルームに参加する必要があります。
チャットルームに参加することによって、画像を生成することが可能です。

以上の画面がチャットルームに参加したものです。
料金プランの変更
Midjourneyで生成するには、有料サブスクリプションに登録する必要があります。
しかし、チャットルームでコメントを入力しますので手順を解説していきます。
- チャットルームで「/subscribe」とコメントします。
- 「Manage Account」をクリックする。
- プラン選択画面が出てくるので、プランを選びます。
- 支払情報を入力します。
プロンプトを入力して生成する
・プロンプト: “Abstract art with swirling colors and geometric shapes, vibrant and energetic”
・説明: このプロンプトは、色の渦と幾何学的な形が特徴的な抽象アートを生成します。明るくエネルギッシュな作品を目指しています。

このようなプロンプトを入力することによって作品を生成することができます。
関連記事:Midjourney「‐‐cref」の使い方をおさらい!同一キャラクターを出したいときに便利
Midjourneyのメリット
Midjourneyを使用することには、さまざまなメリットがあります。
そのなかでも以下3つのメリットが最大の特徴です。
- 時短ができる
- クオリティーの高い画像の生成
- NFTで商用利用もできる
時短ができる
Midjourneyを使用すれば、自分の作品を短時間で作成することが可能です。
実際には、自身の思い通りの作品を完成させるためにはプロンプトの入れ替えや修正を重ねて完成させていきます。
そのため、完全な作品を完成させようとすれば多少の時間を要しますが、一つ一つの作品を生成するのには時間を要しません。
しかし、何もない状態から生成することに比べればAIがプロンプトの入れ替えによって、作品をどんどん制作してくれるので時短能力に長けています。
クオリティーの高い画像の生成
Midjourneyは、デバイスとインターネット環境そしてDiscordというアプリでクオリティーの高い画像を生成することができます。
プロンプトの質や技術は必要になりますが、しっかりとしたプロンプトを入力することでプロの画家と遜色のない作品に近づけることが可能です。
本来であれば、構図や設計に時間を要しますがプロンプトによって構図や設計もクオリティーが高い状態で作成してくれます。
NFTで商用利用もできる
Midjourneyで作成された画像は商用利用することが可能です。
近年、NFTをAIで作成することも可能ですのでマーケットプレイスで販売することができます。
その他、SNSや広告、メディアでも自身の作品を販売することが可能です。
しかし、Midjourneyを使用してNFTを自社事業としている場合、年間100万ドル以上の収入があるとベーシックプランでは規約違反になります。
その場合、プロプランかメガプランへの加入が必須です。
Midjourneyのデメリット
Midjourneyにはメリットがある一方、以下のデメリットもあります。
- コストがかかる
- 日本語が使用できない
- 思い通りの作品にするのが難しい
コストがかかる
Midjourneyは、以前は無料プランはあったものの現在は対応してません。
最低でも10ドルのベーシックプランに加入が必要です。
また、大量に画像生成することを検討している方は、それ以上のプランに加入することが必要になってきます。
日本語が使用できない
Midjourneyで使用されるプロンプトの言語は英語です。
プロンプトは、文章でも単語でもいいですが英語に抵抗のある方には使いにくいと思います。
文章や単語を翻訳ツールで調べながらのプロンプト作成になるでしょう。
思い通りの作品のするのが難しい
Midjourneyは、プロンプトを自身で作成して理想の作品を生成していきます。
そのためプロンプトがしっかりしていないと、自身の理想の作品に仕上げることができません。
プロンプトが、どのような役割を果たすのかも勉強していく必要があります。
まとめ
今回は、スマホでMidjourneyを使用する方法を解説しました。
Midjourneyは、高品質な作品を作成できるAI画像生成ツールです。
上手に活用することで、時間とコストを大幅に短縮することができます。
スマホでも十分に作業できますので、外出先で新たなアイデアを思いついた時に気軽に作成することができます。
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