Tensor.Art(テンソルアート)の超基本的な使い方と商用利用について解説! - IT.Lifestyle.up

Tensor.Art(テンソルアート)の超基本的な使い方と商用利用について解説!

Tensor.Art(テンソルアート)の超基本的な使い方と商用利用について解説! 画像生成
この記事は約9分で読めます。

無料で画像生成をしたいと考えている方に魅力的なサービスがTensor.Art(テンソルアート)です。

Tensor.Art(テンソルアート)はWebブラウザやスマホから利用可能で、テキストや画像から画像を生成したり、テキストから動画を生成したりすることができます。

本記事では、Tensor.Art(テンソルアート)の使い方、商用利用の可否などについて解説します。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

Tensor.Art(テンソルアート)とは

Tensor.Art(テンソルアート)は、2023年5月に登場したAI画像生成サービスです。

最近では、画像生成以外にも動画生成サービスや、Stable Diffusion 3の提供も開始され、ますます人気が出ています。

Tensor.Art(テンソルアート)の料金と支払い方法

Tensor.Art(テンソルアート)は基本的に無料で利用できますが、1日のクレジットを全て使い切ってしまった方には、サブスクの登録もおすすめです。

サブスクの最低利用料金は1ドル〜なので、日本円でわずか155円で利用可能です。

また、6月現在はスペシャルオファーで最大15ドル安く利用できます。

他にも、サブスクではなく、クレジットのみを購入することもでき、その場合はスペシャルオファーで7.9ドル(1,226円)で3000クレジットから購入可能です。

支払い方法は、デビットカードもしくはクレジットカード、GooglePayの3つから選択ができます。

クレジットカードはVISAとMastercardに対応しているので、日本でも利用しやすいですね。

Tensor.Art(テンソルアート)の使い方

ここからはTensor.Art(テンソルアート)の画像生成について、超基本的な使い方をご紹介します。

1.ログインと言語選択

Tensor.Art(テンソルアート)を開き、右上の「サインイン」をクリックします。

3つの中から、お好みのログイン方法を選択してください。

Tensor.Art(テンソルアート)は言語選択ができるので、英語がわからなくても安心です。

簡単に日本語に切り替えることができ、インターフェース全体が使いやすくなります。

Screenshot

2.無料ユーザーのクレジットと生成枚数の上限

無料ユーザーには、1日あたり100クレジットが付与され、自由に利用することができます。

クレジットの残高は、アイコンマークの「私のクレジット」から随時確認可能です。Tensor.Art(テンソルアート)では、1回の画像生成に0.5クレジットが必要とされているため、1日に作成できる画像の上限は200枚となります。※100クレジットの復活は日本時間の午後2時です。

3.画像の生成

画像生成から「クラシックモード」を選択するか、「クラシック」を選択することで画像生成の画面に移動できます。

3−1.プロンプト

プロンプトとは、生成AIに対して与える質問や指示のことを指します。

一方で、ネガティブプロンプトとは、生成AIに対して出力される文章を否定するような質問や指示のことです。

ここでは、

「A close-up of a male figure with piercing, cold, marble grey eyes and short, unkempt silver hair framing his chiseled features. He is wearing a black sweater, a nod to the pastel goth aesthetic. His hands, perfectly manicured and elegant, are clasped together as if in contemplation. The background is blurred, focusing attention on Satoru Gojo’s striking facial structure, evoking the dark, mystical world of the Jujutsu Kaisen.」

「鋭い、冷たい、大理石のようなグレーの瞳を持ち、短く無造作な銀髪が彫りの深い顔立ちを縁取る男性のアップ。黒いセーターを着ているが、これはパステル・ゴスの美学に由来する。完璧に手入れされたエレガントな手は、思索にふけっているかのように組み合わされている。背景はぼかされており、五条悟の印象的な顔立ちに注目が集まり、呪術廻戦の暗く神秘的な世界を連想させる。」

というプロンプトが入力されています。

ネガティブプロンプトには、

「lowres, polar lowres, bad anatomy, bad face, bad hands, bad body, bad feet, bad proportions, bad leg, more legs, (worst quality, low quality:1.4), (greyscale, monochrome:1.2), normal quality, gross proportions, blurry, poorly drawn, text,error, missing fingers, missing arms, missing legs, short legs, extra digit, out of frame, only_upper body, only_lower body, disfigured, tumor, deformed, disfigured hands, disformed hands, cross eyed, (simple background:1.2), poorly drawn hands, poorly drawn face, jpeg artifacts, (bad_prompt_version2:0.8), female, beard」

「低解像度, 極低解像度, 解剖学的に悪い, 顔が悪い, 手が悪い, 体が悪い, 足が悪い, プロポーションが悪い, 足が多い, (最低画質, 低画質:1.4), (グレースケール, モノクロ:1. 2), 普通画質, 粗いプロポーション, 不鮮明, 下手くそ, テキスト,エラー, 指がない, 腕がない, 脚がない, 短い脚, 余分な桁, 枠外, 上半身のみ, 下半身のみ, 醜い, 腫瘍, 変形, 変形した手, 変形した手, 横目, (単純背景:1.2), 下手くそな手, 下手くそな顔, jpegアーチファクト, (bad_prompt_version2:0.8), 女性, 髭」

と入力されています。

また、ネガティブプロンプトの下にある2つのチェックボックスですが、左側にチェックを入れると、ComfyUIをベースに開発されたTAMS 2.0エンジンが利用できます。

右側は、SD1.5のベースモデルを使用する場合にチェックを入れると、よりプロンプトに忠実な画像が生成されます。

試しにTAMS 2.0エンジンあり・なしで比較してみます。

上があり、下がなしです。

正直あまり違いがわかりませんでした。チェックを入れてもクレジット消費数は変わらないのでどちらでもよさそうです。

3−2.モデルの選択

Tensor.Art(テンソルアート)には数千のモデルが存在しており、その中から好きなモデルを自由に選ぶことができます。

先ほどは、Cute Animationというベースモデルを使用しましたが、モデルを変更することで同じプロンプトでも雰囲気の違う画像を生成できます。

試しに、TEMPossibleというモデルに変えて生成してみます。

どうでしょうか?このように、雰囲気がガラッと変わることがわかります。

こちらの方が、五条悟っぽさが出ているのかなと感じました。

しかし、もっと五条悟感がほしいという場合は、LoRAを入れるとより近づけることが可能です。

Q
LoRAとは?
A

LoRAは、Low-Rank Adaptationの略で、機械学習モデルの推論性能を向上させるための追加学習手法です。通常の機械学習モデルは、入力データ(プロンプト)から特徴を抽出し、それをもとに予測や分類を行います。しかし、この過程で、訓練データに特有のパターンや特徴が反映され、汎用性が損なわれることがあります。そこで、LoRAでは、入力データの一部分を切り出し、その部分から特徴を学習することで、汎用性を保ちながら、特定のデータセットに特化したモデルを構築します。これにより、訓練データの不足を補うことができるのです。

咒术回战五条悟というLoRAモデルを入れて画像を生成してみました。

さらに近づいたのではないでしょうか。

ちなみにLoRAページにいくとトリガーワードが書かれているので、プロンプトへの入力を忘れずに!

Screenshot

SD3ってなに?

SD3は、Stable Diffusion 3(ステーブル・ディフュージョン・スリー)の略称で、2024年2月23日にStability AIによって公開された最新の画像生成AIです。

Tensor.Art(テンソルアート)でこのSD3を使用するには、40クレジットの支払いが必要となり、無料ユーザーの方にとっては少しハードルが高いかもしれません。

しかし、SD3は超高画質な画像生成が可能なAIでもあり、そのクオリティは魅力的です。そのため、用途や目的に応じて、利用する価値はあるでしょう。

Tensor.Art(テンソルアート)は商用利用が可能?

結論、Tensor.Art(テンソルアート)では商用利用が可能となっています。

それは、利用規約の3. アップロードされたモデル、生成された画像、公開された投稿 に明記されています。

3.1 Tensor.Art はモデルや AI 生成画像の所有権や著作権を主張せず、作成されたすべてのコンテンツは自由に使用できます。

ただし、居住している国の法律によっては、無制限に許容されない場合もあるため、注意が必要です。

Tensor.Art(テンソルアート)安全性について

Tensor.Art(テンソルアート)のプライバシーポリシーを覗いてみると、データ暗号化、アクセス制御、不正アクセス検知などのセキュリティ対策を行なっていることが分かりました。

また、個人情報は、第三者に売却したり、不正な目的で使用したりすることはないと明記されています。

しかし、どんなサービスにも完璧なセキュリティ対策は存在しません。

私たち自身も、セキュリティソフトを使用するといった基本的な対策を怠らないことが大切です。

まとめ

本記事では、Tensor.Art(テンソルアート)の使い方や料金体系、商用利用の可否などについて解説しました。

Tensor.Art(テンソルアート)は、Webブラウザやスマホから利用可能で、画像を生成したり、動画を生成したりすることができます。

基本無料で利用でき、有料のサブスクリプションやクレジット購入による追加機能も用意されています。

商用利用も可能で、セキュリティ対策やプライバシー保護も行なっている信頼性の高いサービスです。

コメント