【音楽生成AI】Stable Audio 2.0とは?使い方や料金、商用について - IT.Lifestyle.up

【音楽生成AI】Stable Audio 2.0とは?使い方や料金、商用について

音楽生成
この記事は約42分で読めます。

まずは、こちらを聞いてください。

この音楽、Stability AIが公開したStable Audio 2.0で作られています。

Stable Audio 2.0は、プロンプトを通してさまざまな音楽をわずか数秒で生成できる活気的なツールで、注目を集めています。

本記事では、Stable Audio 2.0の使い方や料金、また商用利用についてくわしく解説します。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

Stable Audio 2.0とは

Stability AIは、音楽生成AI “Stable Audio 2.0″を開発しました。

このAIはテキストまたは音楽から音楽を生成する能力を持ち、初心者でも手軽に音楽作りを楽しむことが可能です。

44.1KHzステレオ16bit、これはCDなどの多くのデジタル音源で使用されている一般的な規格で、Stable Audio 2.0はこの規格を使用して最長3分の音楽を生成します。

これは前バージョンが最長45秒であったことを考えると大幅な進化と言えます。

著作権に関して

Stable Audioの著作権に関して以下のようになっていることがわかりました。

  • Stable Audioでは、アップロードされた音楽を自動的にスキャンして、著作権が他の人にある可能性があるかどうかをチェックする。著作権が他にある場合、その音楽の使用は許可されない。
  • アップロードした音声ファイルが著作権チェックに合格しなかった場合、そのファイルは削除される。また、その分の音声使用分が月額支払いから差し引かれる。

つまり、Stable Audioでは著作権の遵守を徹底しており、無断使用が発覚した場合は厳しい措置が取られることがわかります。アーティストの権利を尊重しつつ、合法的に音楽を活用するための取り組みがなされているといえます。

Stable Audio 2.0の料金体系

Stable Audio 2.0では毎月20クレジットが付与されます。これは、一つの生成に2クレジットを消費するため、月に10回の生成が無料で可能ということを意味します。

料金プランは、プロが月額11.99ドル(約1,814円)、スタジオが29.99ドル(約4,538円)、マックスが89.99ドル(約13,617円)となっています。

個人利用者にはプロプランが最適で、500クレジットが付与されるため、最大で250曲分の生成が可能です。

Stable Audio 2.0の商用について

Stable Audioのライセンスは、無料プランでは商業的な利用が許可されていません。

音楽の生成と販売を行うためには、少なくともプロプラン以上に登録し、「クリエイターライセンス」を取得する必要があります。

ただし、このライセンスでも映画、テレビ、広告、アプリ、ゲームなどへの利用は認められていません。そのような用途で利用するためには、エンタープライズライセンスの取得が必要で、そのためには追加の問い合わせが必要となります。

Stable Audio 2.0の使い方

まず Stable Audio にアクセスし、クッキーを受け入れ、「Try now」をクリックします。

メールアドレスとパスワードでログインするか、Googleアカウントでログインします。

テキストから音楽

左上のプロンプトに文章を入力して、Generateと書かれた黒いボタンを押します。

生成された音楽がこちら。

音楽から音楽

左上のプロンプトに文章を入力して、Inputaudioと書かれた箇所に音楽ファイルをアップロードします。そして、Generateを押します。

Screenshot

今回フリーのサイトから、以下の音楽をダウンロードしてきました。

これを以下のプロンプトで再生成しました。

Instruments: synthesizer arpeggio, beautiful rhodes piano chords and melodies, epic sweeping string section, syncopated percussion | Moods: mysterious, mystical, climactic, atmospheric

できあがった音楽がこちらです。

Stable Audio 2.0の効果的なプロンプト

Stable Audio 2.0では、少し特殊なプロンプトの書き方をします。

たとえば、先ほどのプロンプトですが、このように、” | ”で区切っていくのが正しい書き方です。

Format: Solo | Genre: Pop | Instruments: Piano Tempo: Slow | BPM: 60

次に、Stable Audio に使用するプロンプトを作成したので、コピーして使ってください。

Format(フォーマット)

Format

Genre(ジャンル)

Genre

Sub-genre(サブジャンル)

Sub-genre

Instruments(楽器)

Instruments

Moods(気分)

Moods

Styles(スタイル)

Styles

Tempo(テンポ)

楽曲を演奏するスピードのことです。

Tempo

BPM(音符を1分間に打つ回数)

BPM(Beats Per Minute)は数値が高いほど1分間に鳴る音符が速く、低いほどゆっくりになります。

BPM

まとめ

本記事では、音楽生成AIのStable Audio 2.0の使用方法、料金、及び商業利用について解説しました。

無料プランでは商業的な利用は許可されていませんが、個人の楽しみとして使用することが可能です。また、毎月最大10回の生成が可能です。

音楽や音響効果の生成に興味がある方々にとって、Stable Audioは魅力的なツールとなるでしょう。Stable Audio 2.0を利用して、音楽生成の新たな可能性を追求してみてください。

コメント